【算命学】東洋の神秘が詰まった「命式」の算出方法と読み方

「算命学」は言葉からして難解そうなイメージがつきまといます。
ましてやその仕組みや占う手法なんて…そんな方はほとんどではないでしょうか。

ここでは算命学がどのような手法で結果を導いているのか、その基礎をご紹介します。

運命を計算で導き出す「算命学」

算命学は、生年月日から人間の特性や運命を算出する一つの学問として中国で発祥し、日本で大成されました。
その解釈は単純ではありながら綿密な思考経路が必要とされており、読み解くほどに人間の本質が明らかになるとも言われます。
個人の命式を算出する上で、様々な星が導かれるので今回はそうした星の意味について掘り下げていきましょう。

誕生日の星から感情や性格を分析する「十大主星」

人は心のなかでどんな思いを抱えていたとしても、すべてを素直に口にすることはありませんよね。
そうした心の奥底を見透すのが「十大主星」です。

「十大主星」はその名の通り10種類あり、それぞれ異なるパワーを持っています。
生まれた日の星から算出するもので、その人の感情や性格を象徴化しているのです。
人には必ず5つの主星が配置されており、その組み合わせの分だけ性格や感情にもバリエーションがあります。

ただ、中には同じ星がダブって配置されることもあるため、10種類の主星のうち2、3種類しか持たない方もいるのです。

六星占術のもとにもなった「十二大従星」

一方、「十二大従星」という星は、12種類あり、エネルギーの強さや弱さを表します。
12の星は人間の胎児の時期から、死後のあの世の時代まで12の時代に分け、それらを初年期、中年期、晩年期に分けてそれぞれに配置するのです。

ここでいうエネルギーの強弱とは、運勢の強弱とは異なりもっと肉体的精神的なエネルギーを指しています。
エネルギーの弱い人はエネルギーを持て余すような強い人と比べると、リラックスしていて肩に力が入っていません。

一方エネルギーが強い人はその分、力を消化する持久力が必要とされるのです。
一時期流行した動物占いや六星占術は、実はこの「十二大従星」が元になっているのです。

「十二大従星」の紹介

ここでは「十二大従星」それぞれの特徴とはどのようなものがあるのか。順に見ていきましょう。

天報星
無限の可能性を秘めた胎児の星です。厳密には、まだこの世に生を受けていない胎児であり、男女の性別もなければ時間の感覚もありません。だからこそ大いなる可能性を秘めている星でしょう。この星を持つ人は明るく陽気であり、多芸多才です。気品があることも特徴ですが、その特性ゆえに強力な自制心を求められます。

天印星
生まれたばかりの赤ちゃんを表す星です。無邪気でユーモアがあり、憎めない可愛さがあるというのは、まさに生まれたばかりの赤ちゃんの性質そのもの。無意識に人からお世話される、というのも象徴的でしょう。一方で、赤ちゃんゆえの生きることを目的とした現実的な部分にのみ目が向く、ともされます。

天貴星
幼児や小学生の星であり、人を疑わない純粋さや好奇心にあふれています。一方で、自我の目覚めとプライドを有し、エネルギーとしては謙虚にすると助けられ、前進できるものがあるでしょう。この星を持つ人はがむしゃらに物事を理解し、吸収しようとするのも特徴です。

天恍星
思春期にあたる中学生や高校生の星であり、愛やロマンを感じさせます。若さゆえの自由への渇望が強く、思春期らしい迷いやすさもあるでしょう。一方で華やかさや魅力にあふれ、芸能界の仕事に向いているともされます。身心ともに若さあふれるエネルギーが年齢を重ねても続くでしょう。

天南星
エネルギーに満ち溢れた20代の若者のような希望に燃える星です。冒険心や反骨精神を持つ一方、姉御肌を持つ人もいます。エネルギーとしてはひたむきで、恐れを知らない強さがあるでしょう。自分の個性を輝かせる頑丈さがあり、心身ともにそうした強さを有しています。

天禄星
40から50代の風格を備えた壮年の星。安定かつ重厚、落ち着きとバランスを兼ね備えた星であり、忍耐強さも象徴します。冷静で堅実、上下関係を大切にするようなバランス感覚もあるでしょう。組織のなかでは一流の参謀役として活躍できそうです。一方で目標達成のための力強さを持ち、手に職をつけるような仕事にも向いています。

天将星
名前の通り人の上に立つ器を持つリーダーの星です。組織のトップや起業家に向く人が持つ星で、安定した環境よりも混乱時に力を発揮するタイプでもあります。良くも悪くも普通の枠には収まらない強力なエネルギーがあり、頂点を極めるか敗者に堕するか、とても極端な運勢でしょう。

天堂星
60代以降の老人の星であり、周囲に与える影響が大きな星です。反面、才能や実力はあるものの地味で縁の下の力持ちに徹しやすく、温厚な人でもあります。処理能力に長けるので、物事の後始末や相談役に向くでしょう。一方で老人の星らしく、頑固になりやすいという一面もあるようです。

天胡星
死に近づく段階に入ったため肉体が弱りますが、そのぶん精神面が高まる星です。特徴としては感受性が強く、ロマンチストかつ美意識の強い人を指します。エネルギーとしては芸術家肌で繊細かつ涙もろい一面を有しますが、土壇場で発揮するパワーは強力でしょう。そのため、この星を有する人は好きなことを仕事にするといいとされます。

天極星
死を迎え、肉体から離れたため役割から解放されたという自由な星です。美男美女が多く強靭な精神を持ち、勘が鋭いなど恵まれた資質を持つでしょう。無欲でお人好し、悟りの境地に達するような一面もあるため、目的を成すには自分の力だけでなく、人の力を借りる必要があるともされます。

天庫星
肉体と精神が完全に切り離された状態で、あの世とこの世を結ぶお墓と先祖の星です。自分の目的のために一途な人に多く、集中力や頭脳に長けます。性格としては正直、凝り性、純粋さや探究心を有し、一方で高いプライドもあります。先祖の恩恵があるので、先祖供養の役目を担うといいかもしれません。

天馳星
人の領域を越え、宇宙そのものとなった星です。限界のない大器であり、閃くままに行動することで大きな結果を残すことができるでしょう。常に忙しく動き回るようなハードな仕事こそが、本領を発揮できる場となります。

算命学における人体星図の見方

次に、自分の星つまり命式が表す宿命とはどのようなものでしょう。
その宿命や運命をひと目で知ることができるのが、人体星図と呼ばれるものです。

この人体星図は、生年月日から命式を算出し、その星を身体の各部分に当てはめたものとなります。

陰占

陽占(人体星図)

頭に現れる星とその意味

頭に現れる星は、自分にとって目上となる両親や会社の上司などに対して発揮されます。見方を変えると、目上の人からはこの星の持つ性格が本人の本質のように思われていることでしょう。

貫索星:年齢を重ねると頑固さが増します。父親譲りの頑固さを表す星です。

石門星:社交的で敵は少ない人の星です。とくに、目上の人との社交範囲が広いでしょう。

鳳閣星:風流を理解する人の星です。年齢を重ねると華やかな人生になると言われます。

調舒星:感性が豊かな人の星。反骨精神が強く、目上に頼ろうとしない一面も有します。

禄存星:人の上に立つトップの気質を持つ星です。年齢を重ねると自分本位の考え方が強くなる点に注意しましょう。

司禄星:地味ながら堅実な人の星。用心深く、物事に対して用意周到な一面もあります。

車騎星:行動力に長ける星。年をとっても気が若い反面、短気な気質を持つとされます。

牽牛星:目上に対し礼儀を重んじる人の星。人生に独特の美意識を持つとされます。

龍高星:自分で道を開く人の星です。海外を志すような行動力があります。

玉堂星:年長者から好かれる人の星です。晩年に至るほど精神的には安定していくでしょう。

左肩に現れる星とその意味

左肩の星は子どものころの運命を示します。とくに幼年期の性格が現れやすいのですが、年齢を重ねた老年期にも同じような性格が見受けられるでしょう。

天報星:多彩な才能を持つ人の星です。反面、若年期は人生が定まりにくいとされます。

天印星:万人に好かれ、福が多い恵まれた星。若年期は年上の味方が多く、敵は少ない。

天貴星:幼少期から若年期は平穏に過ごせます。やや自意識が強く、お洒落な人の星です。

天恍星:反抗心旺盛で、若い頃に故郷を離れる運を持つ。早熟で異性運も多い星です。

天南星:鋭い感性を持ち、若い頃に一家の中心となることも。人を傷つけやすい一面も。

天禄星:若い頃は不言実行で、堅実な人の星。意志の伝達が下手で地味になりがちです。

天将星:心の強さと弱さ、そのどちらもが極端に表れる星です。親と自分の健康運が反比例するとされます。

天堂星:用心深く、若いうちから老人らしい慎重さを持つ星。一方で引っ込み思案な面も。

天胡星:直感力に優れるので、音楽や詩歌など形のない芸術に強いでしょう。健康面では幼少期の健康に注意が必要です。

天極星:親などの身内を愛する度合いが強いとされます。身内だけでなく周囲にも奉仕的な精神を持ち、自身は感性が豊かです。

天庫星:凝り性で探究心に優れる星です。歴史的なものに興味を持つ人が多く、長男や長女の資質もあります。

天馳星:行動力に富み、人生を自らの手で開拓するような人の星です。一方で安住や安定を好まないとも受け取られます。

右手に現れる星とその意味

右手の星は配偶者との関係や家庭での関係を示します。そのため、他人からはこの星の性格や行動があまり知られないことでしょう。

貫索星:職場で配偶者を見つけるような人の星です。家庭ではワンマンに振る舞う要素もあり。

石門星:友達のような夫婦を形成する人の星。家庭は明るい反面、変化が多いかもしれません。

鳳閣星:家庭が家族にとって遊びの場となる星です。明るい家庭になり、子どもの成長は良好でしょう。

調舒星:知的な家庭になる一方で、家族間のコミュニケーションがうまくいかない人の星です。孤独性もあるとされます。

禄存星:大らかな気質がある反面、家庭人としてはわがままになる人の星です。経済的には大器晩成と言えます。

司禄星:家族の団結力に優れ、堅実な家庭を作るでしょう。恵まれた環境で育つ子どもから大成者が出るとされます。

車騎星:対外的にはいい夫、いい妻でいると見られます。家庭の実情はせわしなく、のんびりはできないかもしれません。

牽牛星:規律正しく、互いの信用を重んじる家庭の星です。互いの自尊心に支えられた家庭となるでしょう。

龍高星:男女平等、対等であろうとする夫婦の星です。家庭ではわがままになり、自由かつ型破りの夫婦となります。

玉堂星:道徳的、常識的な家庭を作る人の星でしょう。相手に知性を求める傾向があります。

胸に現れる星とその意味

その人の本質を示すのが、この胸に現れる星です。本人らしさを感じさせる価値観や人生観がここに現れるでしょう。

貫索星:自立心が強い人の星です。自我が強く、マイペースの傾向があります。

石門星:精神的な柔軟性に富み、周囲と和する性質。長期的目的をもてる人の星です。

鳳閣星:冷静な判断力を持つ人の星です。人付き合いは中立的で、穏当にこなすでしょう。

調舒星:感受性に優れ、反骨精神に富んだ人の星。デリケートであり、記憶力にも優れる一面も。

禄存星:自意識が強く、奉仕の精神にも富んだ人の星。寛大な心と柔軟性をあわせ持つでしょう。

司禄星:家族を大事にする家庭人としての気質がある星。物事の収集や蓄積に才能があります。

車騎星:純粋かつ直情的な気質を持つ人の星です。物事に対してストレートな行動を取るでしょう。

牽牛星:自尊心が強く自分に対して厳しい心を持ちます。他人に対しては律儀な心を持ちます。

龍高星:創造性に富み、忍耐力にも優れます。精神面は複雑で、他人に心中を見せません

玉堂星:周囲への批判力があり、理屈っぽい一面も。伝統を重んじ、古風な心を持つ人の星です。

左手に現れる星とその意味

兄弟や友人など、親しい人との関係を示すのが左手の星です。もっとも、常にこの星の性格が現れるわけではなく、利害のない交際のさなかなど、親しい関係だからこそ見えてくるものだといえます。

貫索星:保守的な世界で運が上昇する人の星。そのため、変化の少ない職場で大成するでしょう。

石門星:経済に長けた能力を有する人の星です。人間関係をまとめ上げるような能力もあります。

鳳閣星:人間関係をまとめる力があります。マスコミ的な能力を持つ人でもあるでしょう。

調舒星:芸術や芸能で才能を発揮する感覚人の星です。単独で物事を行うと成功するでしょう。

禄存星:集団の中心人物となる人の星です。とくに大成するのは晩年期になるでしょう。

司禄星:用心深く、小さな集団の中で物事を成すことに長けます。大きな集団の中でも、ある程度の成功を収めます。

車騎星:行動力に富む人が多く、そのため直感的な行動力によって人生を大きく切り開く星です。

牽牛星:人生を一歩ずつ、階段のように上がっていく堅実な人生を送る人の星。他人の補佐をする才能も。

龍高星:自由で柔軟な思考と創造性を持つ。平和な環境よりも動乱、変化の場で力を発揮します。

玉堂星:裏方での才能に恵まれます。人材の育成や知的職業での活躍が期待できるでしょう。

右足に現れる星とその意味

右足に現れる運命は、その人の晩年期の運命です。年齢を重ねるとどのような人間性を有するのかが、この星の性格でわかるでしょう。

天報星:年齢を重ねるにつれ、精神面の向上が見られます。自己の精神哲学を確立する人の星。

天印星:自分を中心に人が集まり、周囲から大切にされる星です。平穏な晩年を過ごせるでしょう。

天貴星:子ども運に恵まれます。若いころは苦労もしますが、晩年期には平穏な人生を送ります。

天恍星:風流を愛でる人の星です。海外運があり、晩年期には異性運の兆しもあるでしょう。

天南星:いつまでも元気で若い気力を有する人です。先頭に立ちすぎる一面もあるので要注意。

天禄星:長く続くような家系の人の星です。深く根を張る、安定した晩年を過ごせるでしょう。

天将星:家庭を犠牲にして運気が上昇する運勢。晩年を迎えるにつれて第一線に立つ星です。

天堂星:家族、親類一門の団結を作ります。後継者に恵まれ、穏やかな晩年を迎えられます。

天胡星:精神世界へ入ろうとする晩年期の星です。趣味の世界で大成する人が多いでしょう。

天極星:晩年は宗教に身を捧げるような奉仕の気質が大きくなります。他人から助けてもらえる星。

天庫星:周囲をまとめ、若い人を育てる役割を担う人の星。そのせいか、晩年の休息は少ないかも。

天馳星:老境を迎えても若者と同じような働きができる星。行動するためのエネルギーが大きい。

腹に現れる星とその意味

頭とは逆に、目下の人に対して発揮される星であり、ひいては社会全体に対してもこの星が影響することになります。会社の部下や弟、妹などからはこの星の性格が本人の性質だと思われるでしょう。

貫索星:守りに長け、中年から老年期に至って大成する星です。

石門星:社交性が豊かで友人も多く、他人の力を集める才能があります。柔軟性に富む面もあり。

鳳閣星:自由に生き、趣味を愛する人の星です。人生が暗くなることはないでしょう。

調舒星:芸術的感性が必要な世界で大成します。自由人の気質を持ち心の揺れが大きい面も。

禄存星:若いころより老年期に大成するでしょう。奉仕の心が大きく、精神的な統率力を持ちます。

司禄星:肉親の愛情に恵まれ、堅実な人生を歩む星。異性に好まれやすく情に流されやすい面も。

車騎星:実直な人柄で働き者という正直な人の星。体がよく動くのでスポーツに才能を見出せます。

牽牛星:慎重で失敗が少ない気質。他人を支える補佐役向き。人生の歩みも用心深くなります。

龍高星:年齢差が大きいほど他人から好かれやすくなります。人を育てる役割がいいでしょう。

玉堂星:新しい世界を開くような人生の星。仕事なら企画力に優れ、他人に教授する才能も。

左足の星とその意味

左足の星は、その人の中年期における運命です。その人らしい職業意識や社会観にも影響しますが、人生そのものの目的や役目に対する自身の考え方にも関係するでしょう。

天報星:人生の大転換を迎える星。転機は中年期で、それまでの人生と進む世界がかわるでしょう。

天印星:人の和をもって成功をつかむような星です。中年期に広がる人脈を大事にしましょう。

天貴星:家族運は良好で中年期に至れば人生が安定します。自意識が強く、形にとらわれる傾向も。

天恍星:職業を変えるなど波乱の人生。中年期は苦労しますが、心の安住が晩年期に訪れます。

天南星:中年期は力の人生を迎えるので、精神よりも現実を重視した生き方が大事になります。

天禄星:安全で堅実に過ごし家族の団結を守れば、中年期より人生が開きます。冒険は避けるべし。

天将星:一代の強運の持ち主で、中年以降に経済的自由や名声を手にするでしょう。

天堂星:自分を抑えて周囲を立てるような忍耐強さで中年期を過ごすと運が向きます。

天胡星:周囲から持ち上げられる運を持ちます。とくに、中年期においては人生の助けが多いことでしょう。

天極星:堅実第一を心がけましょう。中年期には家庭運に波乱が見られ、自分自身が誘惑に弱い点も。

天庫星:経済の運が大きく、神経が一点に集中する傾向あり。中年期は自己中心になりがちです。

天馳星:中年期に人生の大きな波が訪れます。夫婦仲には要注意です。

 

こうした星たちを読み解くことで完成する自分だけの命式。これまで知らなかった自分の性格やエネルギーの強さなど、改めて自分をみ詰めなおし運命を切り開く上で素晴らしい発見を授けてくれることは間違いないでしょう。

  • Tweet
  • Facebook Share
  • Google+
  • はてなブックマーク