ゲームでも活用!【タロット占い】

タロットというと、どうしても占いにばかり意識が向かいがちですが、日本を離れた西洋に置いては今も一般的なゲームの道具として親しまれています。
美しく描かれたカードたちは人々にとって単なる運命の導きの道具に留まることなく、日常の余興のお供として最高の時間を提供してきたのでしょう。

人々の願いに合わせて進化してきたタロット

タロットの起源を古代エジプトや古代ユダヤに求める説もありますが、根拠はなく発祥は不明とされています。
最も古い記録に残されているのは15世紀前半の北イタリアで購入されたとされる「トリオンフィ」と呼ばれるカード。
現存する最古のタロットは「ヴィスコンティ・スフォルツア版」と呼ばれ、世界中に散らばっている約15デッキのタロットを指します。

はじめから決められた絵柄によって構成されていたわけではなく、歴史の変遷とともに、人々の願いの多様性とともに、その数は徐々に増え、現在の大アルカナ22枚、小アルカナ56枚へと完成されていったのです。

ギャンブル利用で禁止されたことも!

当時は貴族や富豪層がその美麗な装飾を楽しむために一枚一枚画家に描かせていたそうですよ。

やがて木版画の技術が生まれたことで量産品が出回り始め、庶民の間へ、全ヨーロッパへと普及していきました。
特に人々の間では占いとしての仕様よりもタロットゲームによるギャンブルが盛んとなり、ある時代では風紀を乱すという理由から禁止令が出たこともあったそうです。

タロットゲームはトランプに似ている?

日本ではあまり馴染みがありませんが、その遊び方は、かるたや花札にも通じるところがあります。
ヨーロッパでは「タロット」が現在でもゲームに使用されており、トランプと同じく様々な遊び方があります。
多くのゲームではトランプのトリックテイキングのルールに従い、カードを選び複数名でカードの交換などを行いながら勝者を決める形式が主流となっています。

時代とともに多くの人に愛されたタロットの柄は、現在では様々なバージョンが作成されるに至り、非常に豊富な発展を遂げたといえるでしょう。
その一端を担ったのがタロットゲームだったという意外な事実であり、とても興味深い歴史のひとつです。

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